わたしなりに、DVD化とビデオ・レンタル開始の可能性について
調べてみましたのでお伝えしたいと思います。
▼ビデオ化とレンタル開始、及びDVDの発売日?
・若者たち2014のテレビドラマは、DVDで発売されますか??
・まだ決まってないのですか?
そんな問い合わせが、テレビドラマ「若者たち2014」制作者サイド(フジTV)やレンタルビデオ店(TSUTAYAなど)に寄せられていると聞きました。
実際のところ関係者の間には全くそのような話は出ていないそうです。
一番ネックになるのは、テレビドラマがソフト化され販売もしくはレンタルされる場合、そこには主題歌やドラマ中に流される歌や音楽の著作権などのいろいろな権利関係が存在します。
非常に複雑に利権が絡んでくるんですね。
今までのTVドラマが、まったくビデオ化されないかといえばそうでもありませんが・・・
TVドラマがビデオ化された例、されなかった例から考えると
「若者たち2014」のビデオ化は非常に難しいと考えるべきでしょうね。
一方、韓流ドラマなんかは最初からDVD化することも念頭に置いて制作するみたいですね。
しかしいまどき、TVドラマは、
DVDではなく”オンデマンド”であれば、
「再放送」と同じく制作側の放映権の範疇で放送となりますので、
既にフジテレビサイドでは行っていますよね。
う~ん、ますますDVD化は絶望的?
▼「映画化」されればDVD化の可能性も
しかし、業界関係者からの情報によりますと、
TVドラマがビデオ化される可能性が高くなる場合があるそうです。
それは「映画化」されることです。
でもその前に、視聴率の取れなかったドラマをあえて映画化するか?っていう話になってしまいますよね~。
▼蛇足
可能性は薄いとしたうえで、「映画」がDVD化される、
おおよその期間は決まっているそうなので
一応お伝えしておきたいと思います。
洋画は期間にして、大体3ヶ月~4ヶ月程度が多く、
邦画は”ほぼ半年くらいの期間”を経てDVD化されることが多い
というのが実情です。
(※ただし、単館公開の邦画は3ヶ月程度)
ただし、例外として
DVD化によるレンタルリリースへの移行期間の長いものの一例としては、
スタジオジブリ作品の約1年が最長ですので、
それも併せて参考になさってください。
更に、ビデオ・レンタルにおける
「新作~準新作~旧作への移行期間」
DVD化の可能性が高くないので蛇足なんですが、
新作~準新作~旧作への移行期間についてもご案内しておきます。
一般的なレンタルビデオショップ業界における
従来からの移行期間は、
新作~準新作は、2ヶ月~3ヶ月程度
準新作~旧作は、3ヶ月程度
新作~旧作への移行期間は、5ヶ月~半年程度 の様です。
※ただし、「TSUTAYA」の場合はフランチャイズ制なので、
各店舗のオーナー(経営者)が違い、
オーナーの経営方針で異なりますのでご注意ください。
以上、テレビドラマ「若者たち2014」の
DVD化とビデオ・レンタルについての調査結果でした。
「お前たちの幸せが、俺の幸せなんだ!」
「理屈じゃねぇんだよ!」
この2つのセリフが最終回を締めくくってくれました。
旭が、佐藤家に買い手が見つかった後「この土地は売る!」の一点張りであったのは旭なりの考えがあったからでしたね。
一体佐藤家の兄弟たちはどうなるの?
と気を揉んでしまいましたが、
兄弟それぞれの道を歩んでゆくというエンディングは
ごく自然の流れではなかったでしょうか。
いつまでも兄弟たちが一つ屋根の下に身を寄せ合って生きていくことを、
否定も肯定もしませんが、
結末としては”それぞれの道”を生きていくことによって、
一人一人が甘えあう関係でなく、
別々であっても兄弟であり家族であり、
支え合っていけるのだと教えてくれている様に思えました。
新城は、新たな一歩を踏み出すために売るんだろうと、
旭の心情を察しています。
旭は、暁が「だまし取った3000万円」は
手つかずだと嘘を言った気持ちをちゃんと理解し許していました。
そのことで、暁も多香子と2人で家族を築いていこうとする気持ちになれました。
ひかりは、新城との出会い、そして別れによって
自分の生き方に自信を持てるようになりました。
陽(柄本佑)と旦(野村周平)は、
自分たちの将来の不安を話していましたが、
自分の進むべき道は旭によって見つける事が出来ていました。
こうした描かれ方は、
ひとの気持や考えに共感するのが難しい時代に生きている
「若者たち」の一部からは不評を買っている様です。
”心のありよう”における”普遍的価値観”を、
「理屈じゃねぇんだよ!」という言葉で言い表そうとしても、
とても理解しがたく感じられたのだと思います。
「理屈で言ってくれなくちゃ、解からね~じゃね~か!」と・・・
そんな声が聞こえてきます。
”押し付け”とも感じてしまうのでしょうね。
ともあれ、旭は兄弟たちの”父親代わり”から、
本当の父親として、あかりと梓と支え合いながら
自分自身の人生を生きていくのでしょう。
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その意味でいうならば、
「若者たち2014」の物語は終わりで無いといえるでしょう。
その後の”佐藤家の兄弟たち”として続編は可能ですし、
是非とも続編を作って欲しいと思います。
「若者たち2014」の最終回を見終わっても、
”ドラマは完結してない”と感じた方は多いはずです。
旭と梓、そして、”あかり”ちゃんのその後であったり、
暁と多香子が家族を作って農業に汗する姿を描いたり、
ひかりが「東京城北医科大学病院」 NICU(新生児集中治療室)から、
海外の難民キャンプでの乳児医療の仕事に従事するする姿であったり、
陽が大学を卒業して吉祥寺辺りの劇場で香澄がヒロインで「飛龍伝」の舞台をやっている姿だったり、
旦が大学に進学し、そこで自分の進むべき道を見つけ勉強に励む姿であったりと、
いかようにも物語は広がって行くことが出来ると思ったのですが・・・。
しかし、今回のドラマ「若者たち2014」への評価は
意外(?)に低いものでした。
ネット上の評判ではおしなべて
「(テーマが)いまの時勢に合っていない」や、
「設定や筋書(脚本のこと?)がお粗末」で
「(配役それぞれの)演技が嘘くさいし暑苦しい」など、
肯定的でない意見も多く見受けられました。
更には、「いまどきの若者が殴り合う違和感」、
「現代の若者のリアリティが無い」
「古臭い昭和臭が鼻につく」など
厳しい意見もありました。
視聴率だけを見ると、
その否定的な評価が数字として表れているという見方も
出来なくはないでしょう。
そして、”裏番組”の
「ST赤と白の操作ファイル」という
”非現実路線”のドラマに視聴率を喰われてしまいました。
若者の”身近な生活のなかに内包しているテーマ”を扱ったはずなのに、
”兄弟の人数が多い”事などを初めとして
”リアリティ不足”は否めません。
確かに、いまどき「ビッグ・ダディ」でもなければ
5人兄弟なんて家庭は有り得ませんし、
両親揃って亡くなっているのに
その5人兄弟がバラバラに親戚や施設に引き取られることも無く、
親の残した家に住み続けることは出来ないでしょう。
”否定派”は、このドラマを”陳腐”と感じる人たちだけ
では無かった様に思います。
「リアリティ」を追求し過ぎや
「格差社会」を掘り下げすぎてしまわない配慮が
あったかどうかは判りませんが、
ここまでマイルドになったといは言え、
まだまだテーマが重いと感じ、
敬遠する向きもあったのではないでしょうか。
「7~9月期ドラマ」の視聴率は
白黒ハッキリしていて、
善悪などが解かり易い”刑事・警察もの”が好調でした。
「大河ドラマ」も”アイドルが主演”するようになってきました。
「バラエティ番組」は、
番組構成に余程の失敗が無い限り
視聴率確保に間違いが無いようです。
「昼顔」は理想的な家庭でも、
平均的家庭な家庭でも
”不倫という冒険”に興味のある視聴者
がいるためなのだろうか、
「HERO-2」「軍師官兵衛」に次ぐ視聴率でした。
やはり、テレビドラマを観る視聴者層を意識して、
ドラマ「若者たち20XX」続編があるとしたならば、
「若者たち」のリメイクからは離れ、
現実から目を背けることが出来ない位のリアリティで迫る
”まったくの別物”として制作して頂きたいと思います。
むしろ1966年の「若者たち」を
知らない世代が作っても良いかもしれません。
世界的にも格差社会が深く広がりを見せ、
少子化によって大学も受かりやすくなったものの、
正社員、非正規雇用、アルバイトに、パート・タイマーと、
仕事内容は同じなのに、確実に手取りに差が生まれ、
雇用の流動化は生活基盤の不安定を生じさせ、
再び「ブラック企業」なる、搾取企業も増殖しています。
限界集落は地方の小さな村落にとどまらず、
市町村レベルに及び、学校や老人施設は統廃合が進み、
人々は日ごとに見捨てられている。
そんな時代を映す鏡としての「若者たち」というドラマは
生き続け、”続編”を作り続けて行って欲しいと思います。
きっとそこから新しい「名台詞」が
生まれてくるのではないでしょうか。
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▼テレビドラマ「若者たち2014」の正直な感想
わたしは、「若者たち2014」視聴率が低いとしても、総じて良いドラマだったと思いました。
青臭くても古臭くても「普遍的な真理」がそこにはあるように感じました。
ストーリーの展開には、多少のご「都合主義的」なところは感じましたが、見終わると晴れやかな気持ちになれるという不思議な感覚が残りました。
ドラマの根底に流れる「家族愛や人間愛」は自然に伝わって来ましたし、胸を打つ素晴らしい場面もありました。
妻夫木聡や瑛太に劣らない、満島ひかりさんの演技力にとにかく吸い込まれましたし、瑛太、満島ひかり、蒼井優の演技や表情には何度も涙を流してしまいました。
”詰め込み過ぎたきらい”や、細かい部分では多少の難ありましたが、そんなものが気にならないくらいに感動させられましたし、結果的には充分に楽しめました。
しかし・・・
しかし残念ながら、単なる時代錯誤と感じた若者が多かったのだろうと思います。
いまどきの若者たちには、昭和の世界観を現代に落とし込んでいるところに馴染めなかったり、少し戸惑いが有ったのだと思います。
世代間における価値観や世界観には、時代背景、家庭環境、教育などによってギャップが生じるのは致し方ありません。
なんといっても”昭和を知らない”のですから、”別世界”の物語に感じられてしまったのでしょう。
それでも、ドラマの時代設定を現代にしたことで、「格差社会の広がり」で、”あきらめを感じている若者たち”や、家族や社会にあって個性ではなくて”個を主張する”現代の風潮を風刺する事が出来たのではないかと思いました。
この作品を観て、良いと思った人が少数派だという意見が目につきました。
結局、このドラマのテーマは何だったのでしょうか?
このドラマをなぜ評価するのかサッパリ解りません!
捨て台詞の様に「理屈じゃないんだよ!」と言っていますが、じゃ何なんですか?
まさか「理屈じゃないんだよ!」を、「倍返し!」みたいに流行らせたかったわけじゃないですよね(笑)?
あんなに大人数の兄妹、見たことないからわからない。
熱演が、”わざとらしく”しか見えない。
家族に次々起こった問題の解決の仕方が、陳腐に感じてリアルに共感はできなかった。
年寄りが今の若者への説教として作ったドラマなのかもしれないけど、今の若者は「理屈じゃねえんだよ」とわめくだけじゃ何も解決しないことを知っている。
視聴率が”無残な結果”に終わってしまったけれど、裏番組に「ST 赤と白の捜査ファイル」のタイトルと内容が今の若者たちに”ウケた”のだと思います。
娯楽ドラマのジャンルで”刑事もの”は視聴率が高い傾向にあります。
その理由のひとつには「ST 赤と白の捜査ファイル」のテーマや題材が、あまり”身近の現実”ではないと言う点にもあります。
ここで関係ない話の様に思われるかもしれないのですが、「正常性バイアス」というのがあります。
これは非常時や災害時の危機的状況に置かれた時、”自分だけは大丈夫”と思い込み、避難行動を起こさないという脳のロジックです。
※正常性バイアスは「正常への偏見」ともよばれ、偏見や先入観といった意味で、異常事態が起こっても正常の範囲内として捉えて心を平静に保ち、過剰に反応してストレスを感じないために必要な働きです。
かくして、「若者たち2014」のテーマは…
今回のドラマは当時の作品をベースにしつつも、あくまで“今の社会”を切り取った現代版として、また兄弟だけではなく、彼らと関わる者たちとの青春群像劇として制作されます。・・・・・・・・・今の日本は“見えない明日への不安”が蔓延する状況となりました。しかし、一方で“人の絆”の大切さが認識もされてきました。時代は変わる、しかし、変わらないものもある。それは“青春”でしょう。若さとは、不安と矛盾でのたうち回り、理想と現実の狭間に苦しみ、恋愛に未来を想い、人生に意味を見つけようと苦闘する姿であります。それは、誰もが通る道であり、そこには“光”がなければなりません。人生はバトンリレーのようなものならば、僕らは先輩達から受け継いだバトンを次の世代に受け渡す使命があると思い、新たな『若者たち2014』を考えてみました。次の世代に“希望”を抱いてもらいたいと切に願って…」
テーマがあまりにも重く、難しいと感じたのでしょう。
今の若者たちは、大人でさえ現実に抱える不安に目を背けたいのに、娯楽でもあるドラマで突きつけられてはたまりませんものね。
わたしはある意味、「正常性バイアス」が働いて「若者たち2014」をいわば生理的に受け付けなかった人たちがいるとしても無理からぬことだと思いました。
視聴率が低いにも関わらず、「第6話」でドラマ中に長澤まさみさんが、リサ・ローブの「Stay」を歌った回にはインターネット上の検索やサイトアクセスが異常に上昇しました。
これを観て、「現実的」あるいは視聴者に「問いかける」「訴えかける」テーマのドラマはダメなんだと思いました。
同じフジテレビ系のドラマ「HERO」では「正義」(勧善懲悪)といった道徳的なテーマがあるにせよ、”現実的でない安心感”と「キムタク」人気に支えられていました。
「若者たち2014」がドラマとして失敗だったとは思いません。
むしろ、視聴率を稼ぐことを至上命令としたテレビ局のほとんどの番組がバラエティと芸能ドラマで埋め尽くされ、芸能ドラマもアイドル主演が主流になってるなかで、演技力に安定感のある配役であれだけのドラマが制作できただけでも立派ではないかと思います。
日本のテレビドラマの質が落ちた理由の中に、現代は成熟しない大人が増えていると言われ、若者と呼ばれる年代も5~6歳幼いというデータがあると聞きます。
そんなことにも「若者たち2014」がドラマとして評価が低かったことの一因があると思います。
評価が低いというよりも、受け入れられなかったといった方が良いかもしれません
が・・・。
このままでは大人が娯楽として鑑賞する「映画的なドラマ」が無くなってしまうと感じています。
しかし、現代の若者がたちが本当の意味での大人になり、自分の子供を育て上げたならば、違う見方が出来る時が来るかもしれないと思っています。
なにがしかの苦労をして生きてきた人にとっては、ドラマに共感した泣いたり笑ったりすることは人生において必要なスパイスだと思うからです。
]]>初回(第1話)から最終話(第11話)までの
『若者たち2014』第1話 2014/07/09放送 「理屈じゃねえんだよ、結婚は」:12.7% 『若者たち2014』第2話 2014/07/16放送 「次男戻る」:7.8%
『若者たち2014』第3話 2014/07/23放送 「苦い秘密」:7.8%
『若者たち2014』第4話 2014/07/30放送 「諦めんな」:7.3%
『若者たち2014』第5話 2014/08/06放送 「親として」:6.8%
『若者たち2014』第6話 2014/08/20放送 「男と女は」:6.1%
『若者たち2014』第7話 2014/08/27放送 「生まれる」:7.3%
『若者たち2014』第8話 2014/09/03放送 「心折れて」:7.4%
『若者たち2014』第9話 2014/09/10放送 「人の為に」:7.1%
『若者たち2014』第10話 2014/09/17放送 「支えあう」:6.5%
『若者たち2014』最終話(第11話)2014/09/24放送 「旅立ち」:6.1%
平均視聴率:7.71%
”視聴率”は初回のみ12.7%でその後は7%台を低迷してしまいました。
なんと中でも、
第6話と最終話(11話)は最低の6.1%
平均視聴率では、7.71%と、
同じフジのドラマである「HERO」の21.27%(平均)、
(「昼顔」の13.90%平均)と比較しても、
決して高くなかったのです。
これは、いささか意外に思いました。
「若者たち2014」が”良質”のドラマであることには、
いささかの疑いもないのですが、
現代の”若者たち”にはテーマが重過ぎた”のでしょうか?
反面、第6話放送の8月20日と、
最終話放送の9月24日のサイトアクセスはうなぎ上りで、検索も多くなっていました。
このようなギャップはどう解釈すれば良いのだか?
理解に苦しみます。
ひとつだけハッキリと原因が解かっているのは、
第6話放送の8月20日というのは、本来の放送日は8月13日だったものが、
「歌の夏まつり」で放送延期となり、
加えて「野球中継」で放送時間が繰り下がり、
そして15分の時間を拡大しての放送という、
2重3重のドラマ放送としてはマイナス要因があったことです。
しかし、最終話の視聴率暴落の原因は今一つ掴めません。
段々、テーマが重く感じられる様になったのか?
真面目なテーマはあまりにも身につまされて敬遠されるのか?
それぐらいしか思いつきません。
旭(妻夫木聡)のセリフじゃないですが、
『理屈じゃねぇんだ!』ということでしょうか?
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なんとももったいないというか、残念なことです。
10話は見なけりゃわからない!上質のドラマ作りを感じさせます。
「理屈じゃねぇんだよ!」
ひかりは新城と決別し、大きく成長し
陽は困難でも演劇という、自分の道を進む決意を固め
旦は高卒認定に合格し、大学進学を 香澄も苦悩を乗り越え、
本当に自分のやりたい事を見つけ
暁は多香子との農作業にやりがいを見出し
旭と梓はあかりの耳の障害を受け入れ、前向きに生きるキッカケを掴み
佐藤家の兄弟たちは、
これから先がどんなに困難でも、
果てしなく遠くても、
歯をくいしばり、希望へと続く道を歩きはじめる…
時代錯誤、テーマが重い、いまどきでない、無駄に熱い、
などと評する人もいたようですが、
泣けた、良いドラマ、続編やって欲しい、心に刺さった
と評価するファンも少なくは無いようです。
それでも全体として”視聴率”が低迷していたのは、
”若者受け”しなかった為でしょう。
どうやら、”とある年代”には「あたりまえ」に受け入れられることが、
現代の若者には”説教じみて”聞こえてしまったんではないでしょうかね~
いまどきの若者に物言う場合は、
注意しなくてはならないようです。
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「若者たち2014」ではありません、1966年のテレビドラマ、そして映画の「若者たち」のことです。
「若者たち」は「若者たち2014」の原点ともいえます。
とうとう”最終回”となってしまいましたが、この「若者たち2014」は単なるドラマとしての”範疇を超えた”今を生きる私たちへの、時代を超えたメッセージが込められています。
それは、製作者がどのような意図や思いで、このドラマを制作したかを知ることで理解できるのではないでしょうか。
チーフディレクター杉田成道が語る
「若者たち2014」への思い
「若者たち2014」は、1966年に放送された「若者たち」をベースにした作品ということです。
チーフディレクターの杉田成道氏は、当時それを食い入るように見ていたと云います。
これが発案となり企画がスタートししたのだそうです。
「北の国から」シリーズなどのディレクターとして知られる杉田ですが、
久々に手がける「若者たち2014」にどんな思いが込められているのでしょうか?
その思いが込められたコメントを引用します。
ある日、理髪店にいたときにふと、「(フジテレビの)55周年記念番組に『若者たち』をやったらどうだろう?」と思ったんです。
1966年に放送された「若者たち」を、当時学生だった僕は寮のテレビで毎週のように見ていました。人が懸命に生きるとはどういうことか、なぜ生きなければならないのかといったことを、5人兄弟が激しく言い争いながら速射砲のようにセリフが繰り出されるドラマで、「おまえはどうやって生きてるんだ?」と問いかけられているような気がして、テレビに釘付けになっていました。
それから50年近くが経ち時代は変わりましたが、浮ついたところから地道なところへと移っている風土は当時に通じるものがあるんじゃないだろうか、と感じています。
若い人の就職難をはじめとした厳しい状況、国民全部が持っているだろう非常に先行きが不安な感じ、また、幸せの質も変化してきて、お金だけじゃないものを求めている状況も、当時に似ているとは言わないけれど通じるものがあるんじゃないだろうか、と。
そういった時代を背景に、視聴者に強い印象を与えたドラマといえるのが「若者たち」であり「北の国から」であり、それこそがフジテレビの財産だろうし、だから、今やる意味があるんじゃないか、と思ったんです。
オリジナルの「若者たち」を踏襲しているのは、5人兄弟の物語であること、最初から最後までひたすらしゃべっている会話劇であるということでしょうか。
毎回、結婚、夢、お金、幸せ、生命といったテーマがあるなかで、根底にはいつも家族、兄弟がいます。兄弟はいくらケンカをしても翌朝には仲直りができるし、親には言えないことも言える関係性がある。
だからこそ、相手の傷をえぐるような本質的な言葉を言い合うことがあるわけです。
実際、そういう言葉が飛び交うのがこのドラマです。
俳優さんを集めるときにも「これは志のドラマだから協力してほしい」とオファーをし、賛同した俳優さんが集まってくれました。
「単なる人気者ではなくて、こういうドラマにはまるお芝居のタッチのある人を」と願っていたら、妻夫木(聡)くんをはじめとしたいい俳優さんが集まってくれました。
みなさんそれぞれの存在感がすごく強くて、演出していてもとても魅力を感じます。十分見応えのあるドラマになっていると思います。
そういった出演者が演じる人物たちは、ある現実にぶつかっても枷(かせ)があったりして突破することができずにいます。
そのもどかしさをそれぞれが持っていて、どうやって殻を破っていくのか自問していきます。
今を生きる若い人たちも、状況は違っても同じような枷を持っているはずでしょうから、特に若い人にこのドラマを見て欲しいと思っています。
人生がバトンリレーのようなものならば、僕らは先輩たちから受け継いだバトンを次の世代に受け渡す使命があると思い、今回新たな「若者たち2014」を考えてみました。 次の世代に”希望”を抱いてもらいたいと切に願って・・・。
チーフディレクター:杉田 成道(すぎた しげみち) ※「すぎた せいどう」とも呼ばれる。
プロフィール と経歴はWikipedeiaで調べて下さい。
御年71歳、「若者たち」を23歳の時期に観ているのですね。
わたしは「団塊の世代」ほんの2~3年後の世代ですが、
まだ戦後のバラック(廃材を使った住居)の建物も町のあちこちに見られ、
決して豊かとはいえない時代に生まれ育ちました。
”貧乏”が、当たり前だった時代です。
近所の中学生を頂点とした町内の子供たちのグループに属し、
小学校から帰るとすぐにその群れに合流、
真っ暗になるまで、真っ黒に汚れるまで遊びました。
また、夕飯には隣の家に上がり込んで、
マイ茶碗とマイ箸で
悪びれることも無くご飯のお替りをしていました。
銭湯が休みの日には、
やはり内風呂のある家に上がり込み、風呂を頂戴するという、
まさに町内が家族の様な、そんな昭和の時代を下町で過ごしたのです。
だからでしょうか、
家族に対する考えも、思いも、
いまの時代の空気感とは違うので、
「若者たち2014」の佐藤家の旭をはじめとする一体感に共感し、
憧憬すら覚えてしまうのです。
きっと今時の若者たちは”違和感”を感じるのでしょう。
確かに、濃密な関係はエネルギーを必要とします。
時として、ストレスも感じるでしょう。
でも「理屈じゃねぇんだよ!」
これが本当のあるべき家族の姿だとわたしは思います。
異論はあるでしょう。
しかし、すくなくともこのドラマをキッカケに、
もう一度家族というものについて考えてみても良いのではないでしょうか?
いかがでしょう?
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最終回は佐藤家の兄弟たちそれぞれの「旅立ち」です。
あらすじ最後のセリフ起こしもありますが、
これでもかと私たちを泣かせてくれる場面とセリフに満ちています。
相変わらずの名台詞はぶれていないです、
多香子(長澤まさみ)から、佐藤家の土地に買い手が付いたと聞かされた旭(妻夫木聡)は、土地を手放す決心をします。
暁(瑛太)ら兄弟たちは猛反発しますが、
旭は「俺がが売ると言ったら売るんだ!」と絶対に譲りません。
死んだ親父との約束があると言う旭ですが…
その後、梓(蒼井優)とともに病院に行った旭は、
そこで会った新城(吉岡秀隆)に土地の話をします。
「新たな一歩を踏み出すために売るんだろう」と
新城は旭の心情を察します。
そして、新城は地域に密着し、
患者の心も救える医者になりたいという夢があったと語ります。
お前たちに関わって行くうちに、
まっすぐに自分の道を進もうと思える様になれたとも・・・。
新城は、教授への推薦も断り、大学病院を辞めて
地元(名古屋)の病院で開業する友人の手伝いをする道を選んだことを旭に告白します。
「夢を観るのが若者の特権なら、夢を叶えるのが中年の特権だよ!」
とも話します。 また次の一節を口にします。
「誰も君に未来を贈ることはできない。」
「なぜなら君が未来だから。」(※谷川竜太郎)
同じ頃、自分たちの将来の不安を口にしながら、
劇団の稽古場に向かって歩いていた陽(柄本佑)と旦(野村周平)は、
稽古場の扉を開けると、そこに香澄(橋本愛)がいます。
「飛龍伝」のヒロイン:神林美智子のセリフの稽古をしていたのです。
香澄は高校を辞めて来たというではないですか。
しかしそれは、やりたいことを見つけたからだという。
そして、旦のことも許すとも…
暁は多香子とともに、多香子の兄・正一(小林高鹿)に会いに行き、
土地の権利書の返却を頼むのですがが断られます。
証券マンの正一は、土地を売った金の使い道はすでに決まっているため、
その代わりになる金がなければ無理だと言うのです。
どうしてもと言うなら実家の畑を売るしかないと正一が言うと、
暁は自分が多香子の母からだまし取った3000万円は、手つかずだと切り出します。
そんな夜、旭は、
ひかり(満島ひかり)、陽、旦に、土地を売ることは
自分たちが旅立つきっかけになる、と話していました。
旭:「旦は俺と住めば良い。」
「幸せになってもらいたい。」
「お前たちには、自分の幸せのために生きて貰いたいんだよ!」
親父はこう言っていた
「人は金のために、生きているんじゃない!」
「金に困ったらいつでもこの家を売れ!」と。
旭:「この家が、お前たちの足かせになっちゃいけない。」
「そんなことは、おやじもおふくろも望んじゃいない。」
「ひかり、看護師になるのが夢だったよな?!」
「これまで、本当によくやってくれた!」
「おれたちの生活まで面倒みてくれた。」
「陽、夢を追いかけるその姿が俺の生きる糧となっていた。」
「あの舞台、最高だった!」
「おれの人生じゃ味わえない感動だった!」
「旦、お前の優しさになんど救われたことか。」
「愚痴一つ言わずに、お前が家事をやってくれたおかげで、安心して仕事に出ることができた。」
「お前たちの幸せが、おれの幸せなんだ!」
「これからは、自分の幸せのために生きてくれ!」
そこへ暁が帰って来て、
「この土地はだれにも渡さねえ!」
と言って、3000万円のことを明かします。
旭が、「金があるなら今すぐに持ってこい!」と言うと、
暁はシャベルを持って家を出て行き、そのあとを旭が付いて来て…。
しかし、旭はすでに暁が金を持っていないことを察してました。
小学校の跡地で穴を掘る暁に向かって、
「あの家で一番の思い出はなんだった?」
と尋ねます。
旭は自分で
「おやじが死んだ日の夜、そんなのウソだとお前とケンカしてなぐり合ったことだ。」
と言います。
旭は、暁に言葉を続けて
「無いんだろ?3000万」
「もしあるんならお前は、とっくに持ってきている。」
「暁、もう本当に良いんだ!」
「お前が、責任感じることはないんだよ!」
「矢代さんが、お前のこと怨んでないって知ったときから、ずっとお前のことなんとかしてやりてぇと、思ってきた!」
「権利書を渡したんだって、勢いでも、なんでもない!」
「売れれば良いと思っていた」
「おめぇを、開放してやりたかった!」
暁:「馬鹿なことで、金を使った俺を責めてくれ!」
「殴れよ、殴ってくれよ!!」
旭:「お前のせいじゃない!」
「お前は、充分罪を償った!」
「確かに、おやじは家を残してくれた、でも、おやじが残してくれたのはそれだけじゃねえだろう!?」
暁:「俺があの家で一番覚えているのは、おやじが死んだ後のことだ。」
「俺が親父の変わりになる、お前がそういった、それが一番心強かった。」
一ヶ月後 家の片づけをする旭が居ました。
一方、新城も病院を退職したところでした。
それを見送るひかりが居ます。
そんな2人に、
「今晩、宴会をやるから全員集合!」
と旭からメールが届きます。
暁は農作業の休憩中に、多香子に
「一緒に、土に生きよう」
とプロポーズします。
その晩みんなが佐藤家に集まり、新城がギターを弾きます。
「あのころ、俺がギターを弾き、おやじさんがこの歌を歌ってたんだな…」
「君のゆく道は~果てしなく~」
ひかり:「あさにいの相手が、梓さんでよかった。」
「あさにいは、一言でいうと時代遅れな人間でしょ?!」
「だから、理解してくれる人間と出会って、幸せだな~って!」
梓:「私ね、この歌初めて教えてもらったとき、旭さんのこと、歌ってるなって思ったの!」
「一生けん命とか、ひたむきっっていう言葉が、かっこ悪いって思われちゃう今かもしれないけど、もがいても、もがいても、答えが出なくて、もそれでも、前を向き続けるあの人見てると…」
「あ~、ヤッパリ人って、こうあるべきじゃないかと…」
梓とひかり:「それと、ヤッパリ”理屈じゃね~んだよ~!!”」
みんなそれぞれの道に向かって歩み出す気持ちを固めるのでした。
暁が帰りを見送ろうと軽トラの多香子に挨拶をすると
「ああいう、家族をつくろうね!?」
と多香子がプロポーズへの答えを返します。
新城を見送るひかりは、
「あなたに合わなかったら、今の私はなかった…」
「どんなに苦しく、閉ざされた日々であっても、あなたが私の青春でした。」
「私がいまあなたを離れていくのも、他の何のためでもない、ただ、あなたと会うためなのです。」
と 柴田翔の『されどわれらが日々—』を暗唱します。
「いつか、どこかであなたとあっても、私はふりむかない。」
「ありがとう」「さようなら」
そう、別れを告げて…
ひかりが戻ると、佐藤家ではみんながろうそくを持っていました。
今日で電気が止まってしまったからだと言うのです。
柱や壁、天井の傷痕を辿り、
「佐藤家の兄弟の歴史だったな~」と旭。
そして、いつもの”旭の決まり文句”を兄弟たちが言いながら、ろうそくを湯呑にさしていきます。 旭に、ありがとうと感謝をしながら・・・
兄弟たちは、この家での最後の時を過ごします。
旭:「どこに行っても、俺たちは家族だ!」
「切っても、切れね~家族なんだよ!!」
「理屈じゃね~んだよ!!!」
兄弟たちは、いつになく涙ももろい旭をからかいますが、
旭は「泣きたいときに泣く、それが人間ってもんじゃね~か!」
と返します。
「京島5丁目3-10」
佐藤家の表札を外します。
あかるい日差しを浴びながら、河原の道でそれぞれの場所へ別れて行きます。
日が変わり、あかりに手話で話しかける旭が居ます。
「誰も、君に未来を贈ることはできない。」
「なぜなら、君が未来だから。」(手話)
このドラマ「若者たち2014」では、
忘れかけていた、恰好悪いかもしれないけれど、
ひたむきで、真っ直ぐな生き方を思い出させて頂きました。
また、『飛龍伝』や『されどわれらが日々—』など、
1960年代ならではの懐かしいカルチャーが小粋に活かされていて、
とても感動させられました。
こうした数少ない上質のドラマに触れる機会が減って久しい今日、
とても得難い感情が溢れてくるのを禁じ得ませんでした。
しばらくは、「若レス」に陥ってしまいそうですが、
テレビドラマの中の世界だけでなく、
古臭いかもしれませんが佐藤家の旭たちのように、
現実は困難で苦しくても前を向いて進んで行きたいと思いました。
ありがとう!”若者たち”
=最終回=
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『若者たち2014』第01話 2014/07/09放送 「理屈じゃねえんだよ、結婚は」:12.7%
『若者たち2014』第02話 2014/07/16放送 「次男戻る」:7.8%
『若者たち2014』第03話 2014/07/23放送 「苦い秘密」:7.8%
『若者たち2014』第04話 2014/07/30放送 「諦めんな」:7.3%
『若者たち2014』第05話 2014/08/06放送 「親として」:6.8%
『若者たち2014』第06話 2014/08/20放送 「男と女は」:6.1%
『若者たち2014』第07話 2014/08/27放送 「生まれる」:7.3%
『若者たち2014』第08話 2014/09/03放送 「心折れて」:7.4%
『若者たち2014』第09話 2014/09/10放送 「人の為に」:7.1%
『若者たち2014』第10話 2014/09/17放送 「支えあう」:6.5%最終話 2014/09/24放送 「旅立ち」(第11話):6.1%
思いのほか”視聴率”は伸びませんでした。
しかし、「若者たち2014」が”良質”のドラマであることには、
いささかの疑いもありません。
”こんな時代”だからこそ、失ってはいけない大切なものがあるはずです。
特に「家族」や私達の周囲の人たちとの”関わりに”おいては…
『理屈じゃねぇんだ!』 と、
こころに刻んでおきたいものです。
=了=
]]>旭(妻夫木聡) は、ひかり(満島ひかり)や梓(蒼井優)が見守るなか、
恐る恐る容態の安定したあかりを抱いてみます。
そして1ヵ月後の、そろそろあかりの退院が決まる頃、
佐藤家のリビングで旭がはしゃいでいます。
そこへ新城(吉岡秀隆)から呼び出があり、
これはあかりの退院に間違いない、と言うのです。
暁(瑛太) は「なにも決まっちゃいない」じゃないかというのですが、
旭は「理屈じゃね~んだ」と聞く耳を持ちません。
その後、旭は梓ともに病院を訪ねますが、
新城はあかりの耳が聞こえていない可能性があると伝えます。
その日の夕方、陽(柄本佑) と旦(野村周平)は、
旭が祝いの寿司を買って帰ってくるのを待っています。
しかし、先に帰宅したのはひかりでした。
ひかりは、あかりの検査結果について兄弟たちに話します。
そこへ、寿司を手にした旭と梓が帰って来ます。
兄弟たちは、旭と梓のことを気遣うのですが、
旭は明るく振る舞います。
後日、陽と旦が大学の劇団の稽古場にいると、
制服姿の香澄(橋本愛)がやって来ます。
学校を早退してきたという香澄に理由を聞くと、机のなかに、
「これが入っていた」
と自分の裸の画像のコピーを陽に渡します。
一方、仕事場にいた旭にひかりから、
搾乳に来るはずの梓が病院に来ていないという電話がかかって来ました。
それを聞いた旭が梓の実家を訪ねると、梓がいました。
梓はあかりのことを受け入れるしかないと頭ではわかってはいるけれど、
心がついていかないと気持ちを明かします。
母親の京子(余貴美子)は、しばらく梓を預かりたいと申し出ます。
その夜、旭は新城を訪ねます。
新城は、体重が少なかったり耳が聞こえないという目の前の現実に惑わされず、
命そのものを見つめて向き合うのだ、と旭に助言を与えます。
翌日、あかりに付き添うと決心した旭は、仕事を辞めてしまいます。
そんなすべてをひとりで背負い込もうとする旭に対し、
暁、陽、旦は怒りを爆発させます。
いいことだけではなくてすべてを共有するのが家族なんだろう、
あかりだって自分たちの家族だ、と暁に言われた旭は、涙を流します。
別の日、暁に頼まれた多香子(長澤まさみ) が、
陽の大学の稽古場にいた香澄のもとをねて来ます。
多香子は香澄に、自分にはネットに画像を流すと脅されて
妊娠してしまった過去を話します。
そして、今思えば自分にも落ち度があった、と明かすのです。
その上で、出てしまったものは消せないのなら、
それを受け入れて前向きに進むしかないのでは、と諭します。
旭は、以前働いていた社長(岩松了)の元にやって来ます。
もう一度、仕事をさせてくれ、
自分はこの仕事が好きなのだ、と頭を下げた旭に、
社長は新しい作業服を手渡します。
そんな日の夜、旭がひかりとともに帰宅すると、
兄弟たちが手話の練習をしていました。
自分たちにできることからやっていくしかない、と明るく話す暁らに、
旭は胸が熱くなります。
一方の梓は、ひかりが作ったあかりのアルバムを見ていました。
そんな娘に京子はあかりに会いに行ってくれば、
と言うが、梓は自信がないと答えると、
京子は、自信なんてなくていい、辛いことがあったら旭に助けて貰へば良い、
そのために親はふたりいるのだから、と励まします。
その後、旭に会った梓は、あかりを授かったことが自分たちの奇跡だ、
耳が聞こえなくてもあかりはあかりだ、と言われます。
それでも、自分があの子を苦しめている、と返す梓に、
あかりには自分たちがいる、自分たちが前を向いていれば、
あかりもきっと前を向ける、と旭は梓の肩を抱きます。
数日後、旭と梓は、新城に誘われ、
新城がボランティアで参加するろう学校の「お楽しみ会」にやって来ます。
手話を交えながら、元気に歌を披露する子供たちを見るうち、
梓はあかりを授かるまでのことを思い返し、涙を流します。
やがて、旭と強く手を握り合い、あかりに会いに行きます。
1週間後、佐藤家の食卓では、
兄弟と梓が手話で会話をしながら朝食をとっていました。
するとそこへ、多香子が来て、ここの土地の買い手が見つかった、と言うのです。
突然のことに旭らは…。
そして、最終話「陽は昇る」 多香子(長澤まさみ)から、
佐藤家の土地に買い手が付いたと聞かされた旭(妻夫木聡)は、
土地を手放す決心をします。
暁(瑛太)らは猛反発しますが、旭は
「自分が売ると言ったら売るんだ!」
と絶に譲りません。
その後、梓(蒼井優)とともに病院に行った旭は、
そこで会った新城(吉岡秀隆)に土地の話をします。
「新たな一歩を踏み出すために売るんだろう」
と新城は旭の心情を察します。
同じ頃、自分たちの将来の不安を口にしながら、
劇団の稽古場に向かって歩いていた陽(柄本佑)と旦(野村周平)は、
稽古場の扉を開けると、そこに香澄(橋本愛)がいます。
暁は多香子とともに、多香子の兄・正一(小林高鹿)に会いに行き、
土地の権利書の返却を頼むのですがが断られます。
証券マンの正一は、土地を売った金の使い道はすでに決まっているため、
その代わりになる金がなければ無理だと言うのです。
暁は、自分が多香子の母からだまし取った3000万円は、
手つかずだと切り出します。
そんな夜、旭は、ひかり(満島ひかり)、陽、旦に、
土地を売ることは自分たちが旅立つきっかけになる、と話していました。
そこへ、暁が帰ってきて3000万円のことを明かします。
旭が、金があるなら今すぐに持ってこい、と言うと、
暁はシャベルを持って家を出て行き、
そのあとを旭が付いて来て…。
さあ、佐藤家はこれからどうなるのか!?
最終話「陽は昇る」
ドラマ「若者たち」から「若者たち2014」あらすじ”復活”の原点はこちら
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歌ってみると、なんだか心が洗われた気がします。
でも、どんな曲なのかイメージできませんよね~
なので、今回は局を知っていて、
ギターを弾ける人向けになってしまいます、
「世界が ひとつになるまで」ギターコード①
【クリックして拡大】
「世界が ひとつになるまで」ギターコード②
【クリックして拡大】
「世界が ひとつになるまで」ギターコード③
【クリックして拡大】
「世界が ひとつになるまで」の歌詞はこちら⇒【歌詞】
子供たちと歌ってみるのも良いのではないでしょうか?
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今回は、多香子(長澤まさみ)が「消せない過去に怯える日々」を送っていた理由がわかりましたね。
佐藤家の兄弟たちは熱くて、愛すべきお節介野郎ですが、今回も”あさ兄”と暁が多香子の為に身体を張って護ります。
暁(瑛太)は、最近、多香子(長澤まさみ)が携帯メールを受け取る度に顔を曇らせていることが気にかかっていました。
そんな折、暁が自宅に戻ると顔を腫らした旭(妻夫木聡)が、梓(蒼井優)に手当をしてもらってました。
なんと警備の仕事中に、手を出してきた客と殴り合をしてしまったのだそうです。
梓は、旭に少しは父親の自覚を持つようにと叱ります。 別の日、旭と梓は新城(吉岡秀隆)からあかりの容態について説明を受けます。
気道が炎症を起こしているものの深刻な状況ではないと言われるのですが、梓は不安が晴れません。ひかり(満島ひかり)はそんなふたりを見ています。
一方、暁と多香子が農作業を終えた頃、多香子の携帯に「土居正登」という人物から着信があります。
暁は、電話に出ず怯える多香子に、メールの送り主と同じか、と尋ねます。
多香子は、土居(鈴木一真)は著名な音楽プロデューサーで以前接点があったのだ、と答えます。
土居は自分を初めて認めてくれた人物でしたが、デビューの条件として肉体関係を強要され、結果、妊娠してしまったことも明かします。
さらに、デビューが白紙になったあとも、撮られた動画を元に肉体関係を迫られていたというのです。
今もその動画を土居が持っていることで、多香子は怯えていたのです。
そして、その土居から呼び出しがあったのです。
暁はその話を聞かされた後、多香子の仕事の手伝いを今日でやめると言いだします。
多香子はあんな話を聞かされて重くなったからかと尋ねますが、暁は答えることなくその場を去って行きます。
その頃、陽(柄本佑)の劇団では、団員たちが続々と辞めてしまいます。
看板女優の香澄(橋本愛)の写真をネット上に流出させたのが、陽の弟の旦(野村周平)だったことに、不信感を募らせたのです。
一方の旦は思い悩み、旭に相談します。 旭は、陽を連れ出すと、抵抗する陽に、自分の気持ちを香澄にぶつけて来い、と香澄の家へと連れて行きます。
窓から顔を出した香澄に、陽は演劇でなくてもいい、スポーツでも勉強でも何でもいいから、香澄の笑った顔が見たいのだ、と思いを伝えます。
そんな朝、旭が暁の部屋を覗くと、暁はおらず部屋もきれいに片付けられています。
暁が多香子の元へ行ったものだと思った旭は、挨拶のつもりで多香子に電話をするが、多香子は知らないと答える。
そこで旭は、暁の部屋に残された土居に関するメモ書きを見つける。
暁は、また刑務所に入る覚悟で多香子を守るため、土居のところへ向かったのです。
しかし、土居がいるレコーディングスタジオに、多香子の代理だと言って現われたのは、旭でした。
土居と対峙した旭は、盗撮動画を返してくれ、と頼みます。
最初はとぼけていた土居も、旭の誘導尋問で、事実を認める発言をします。
土居は、動画が入っているUSBメモリを見せつけ、ゲームをしようと言いだします。
大柄な男たちが何人もやってくると、旭に暴行を加え始めたのです。
その頃、暁は土居がいるはずだったホテルのロビーにいました。
そこに多香子から電話が入り、旭が土居のスタジオにいることを聞きます。
暁はタクシーで駆けつけたが、旭はボコボコにやられていました。
暁も参戦し反撃しますが、屈強な男達に打ちのめされてしまいます。
その夜、旭と暁のふたりはゴミ捨て場で意識を取り戻します。
傷は痛いが不思議と気分は悪くない、という暁に、大事なものを守るというのはそういうことだ、と旭は返します。
USBメモリを奪っただけでは守れていないという暁に、旭はICレコーダーに録音された土居の証言を聞かせます。
これがあれば、すべてを回収できるだろう、という旭に、暁は熱い思いがこみ上げてきます。
疲れたから帰るぞ、と立ち上がった旭の背中に、幸せになってもいいのかな、と暁が問いかけます。
それが俺の夢だ、と振り返った旭は笑顔を見せ帰って行きます。
その後、多香子に会った暁は、土居から取り戻した動画のデータを目の前で噛み砕いて手渡します。
多香子は傷ついた暁に、何で自分の為にここまでしてくれるのか、と聞きます。暁は、好きだからに決まっている、と答えます。
やがて、暁は傷の手当てをしてくれた多香子を、もうひとりで怯えなくていいから、と言って抱きしめたのです。
同じ頃、陽は旦とともに片付けられてガランとした稽古場にいました。
一から出直しだ、とつぶやいたとき、香澄が現われます…。
梓からケンカをしたらあかりに会わせないと言われていた旭は、傷だらけの顔を隠すように病院にやってきました。
そんな旭に、梓は名誉の負傷でしょう?
と、多香子から連絡があったことを明かしました。
ホッとした旭は、ひかりに促され保育器のなかのあかりの手を握り、自分の指を握り返すあかりに、自分たちが守ってやる、誓うのでした……。
今回の話は、中々ディープというか、思いテーマを含んでいました。
身近には、こうした経験や体験は有り得ないと思いがちだけれど、
どうして、「パワハラ」や「セクハラ」の範疇で思い浮かべてみれば、
決して他人事ではないでしょうね。
今回も、深く考えさせられてしまいました。
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8月20日にオンエアされたフジテレビの人気ドラマ「若者たち2014」第6話「男と女は」の中で、リサ・ローブの「STAY」を長澤まさみがアコースティック・ギターを弾きながら歌いました。
この印象的なシーンから、
楽曲の「STAY」やリサ・ローブがツイッターなどで大ブレイクしています。
もちろん、長澤まさみの歌のうまさによるところも大きいのですが、
「若者たち2014」効果と影響で、
リサ・ローブ本人のアコースティック・バージョン「STAY」が配信チャートを急上昇しているそうです。
ちなみに、・「レコチョク 洋楽ポップス・デイリー・ランキング」では1位。
・「iTunes Store」のロック部門では2位。
・総合で14位にまで上昇しているそうです。
リサ・ローブですが、最初のブレイクのきっかけとなったのが、
俳優のイーサン・ホークと友人だった縁で、
まだデビュー前に1994年公開の映画『リアリティ・バイツ』のサウンドトラックに
「ステイ」を提供したこともありますが、
楽曲自体のもつナイーブで甘く語りかけるような歌声が聴き手を魅了したのだと思います。
そして「ステイ」はリサ・ローブの代表曲で、
90年代のポップ・ソングとして、今も高い人気を誇ってます。
期しくも、今年もちょうど先月8月29日と30日に東京と、9月1日に大阪のビルボードライブで来日公演が行わました。
脚本家の※武藤将悟さんや、演出家の※杉田成道さんらの、
この公園をヒントに絡めた”憎い仕掛け”ではなかったのでしょうか?
※武藤将悟:「電車男」「テルマエ・ロマエ」など ※杉田成道:「北の国から」ほか
ちなみに「STAY」収録のCDリリース情報は以下のとおり
『ヴェリー・ベスト・オブ・リサ・ローブ』 2014/06/11 RELEASE U 『ノー・フェアリー・テイル』 2012/12/05 RELEASE
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