今回も、ドラマ「若者たち2014」あらすじでは”名言”とも言える”台詞”を第7話でもピックアップしてみました。
中にはこれを”くさい”とか”うざい”と評する方もいらっしゃるみたいです。
しかし、「これがたまらない!」というファンも多いのも確かなようですよ。
それでは最初は、新城とひかりの、「別れ話」の場面から。
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ひかり(満島ひかり)は新城(吉岡秀隆)の影響を受けて、看護師になろうと思ったことを話します。
好きになってしまった理由なんでしょう。
ひかり:「辛い時に顔見ると癒されて…」と。
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ひかり:
「奥さんがいるってわかっててもやっぱり好きで…」
「こんな日が来ないようにって、ずっと願ってた。」
「あ~、とうとう来ちゃったねこの日が…」
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「最後くらい払わせて!」とレシートをもぎ取る様に持って席を立ちます。
そして、雨の夜道を家路をひとりで歩くひかりの姿が…
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そんな雨の日の、佐藤家の食卓では、ひかりが奮発して、寿司や酒を兄弟に振舞いますが、ひとり様子のおかしい旦(野村周平)がいました。
みんなはそれぞれの部屋に戻り、食卓に残った暁(瑛太)がひかりに、「まだワイン残ってるから付き合えよ。」と声をかけます。
暁:
「月見、じゃなくて雨見、だ、な」
「わかれたのか?」
少し間があって。
暁:「あたっちまったな?」
ひかり:「あたっちまったな!」と返します。
暁:
「お前は俺の血が流れてるからな~」
「自分で勝手にあれこれ考えて、空回りしちまう」
ひかり:「あさにい(暁)に似ちゃったのか~」
暁:
「弱みを見せたくないから人に頼れない」
「痛みに敏感で、誰よりも寂しがりやで…」
「どうせ泣かなかったんだろ、相手気遣って」
ひかり:「最後まで、ネチネチ言っちゃった!」
暁:「ここでなら泣いてもいいんだぞ!」
「泣けよ」
「泣けよ」
「いいから泣けよ!!」
暁は、歯に衣着せぬ物言いで、相手を傷つけることもあるが、誰よりもちゃんとひかりを見ていることが判るシーンです。
翌朝、いつものように旭の部屋で片づけものをしようと梓(蒼井優)がやって来ます。
壁には昨日言い合っていた、生まれてくる子供の名前を書いた半紙が張られています。
そこに差し込んだ朝日が鏡に反射して、「あかり」と書いた紙を照らしています。
それを見た梓は「あかり、佐藤あかり・・・いいじゃん!」
「あ」から始まって、太陽をイメージした名前の条件に合っていて満足げな梓ですが、突然おなかに痛みが走り救急車で、今度は新城とひかりの勤務する病院に運ばれます。
そこへ飛んできた旭ですが、新城とひかりに向かって
「どうなってんだ、まだ25週目だぞ!!」
前置胎盤で切迫した場合はすぐに帝王切開での出産となることは聞かされていましたが、同時に子供にとっても危険な状態であると新庄から告げられます。
生まれるには生まれたが・・・・
旭:「無事生まれたのか?」
新城:「奥さんは大丈夫だ」
621グラムであること。
そして、1000グラムに満たない出産での子供の「生命の分岐点は72時間」と言われます。
「3日を持ちこたえれば生存率は高くなる」とも…
旭は、様々な同意書に眼を通すよう別の医師に促されますが、動揺してしまします。
旭に向かって、「しっかりしろ!!」と新城が声を張り上げます。
ひかりは旭の子供の担当をやりたいと申し出ます。
一方、多香子の家の畑仕事の手を休め、暁は携帯でひかりからの連絡を受けます。
暁:「生まれてはみたけれど…」
多香子:
「これって未熟児ってこと?」
「行かなくていいの?」
暁:
「行ってもしょうがねえだろ…」
「おれの出る幕じゃねえよ」
多香子:「そぉ~かな~?」
続けて多香子に「兄さん、あんたを必要としてる気がする…」
「あんたと兄さんって、”光と影”みたいな関係でしょ!?」
暁:「おれが光で、あいつが影か?!」
多香子:「あんたが影に決まってんでしょ!!」
この、多香子の言った、旭と暁は「光と影」という比喩は、なんとも二人の関係を言い得て妙ではないでしょうか。
多香子:「光は影がないと、自分がどこを照らしてるのか分からなくなることだってあるでしょ!?」と続けます。
病室での旭と梓に場面は変わります。
未熟児で生まれた子供の名前はどうやら”あかり”で一致しますが、不安な面持ちの二人。
旭は一度、荷物を取りに家に戻ると梓に告げますが、それに対して、
「早く生んでごめんね…」と梓。
場面は、旦(野村周平)と香澄(橋本愛)の二人。
旦は「おふくろ(母親)の命と引き換えにこの世に生まれたから、ああいうところは苦手」と、と旭の子供が生まれた病院に行かない理由を語ります。
用事があると言って別れた香澄を旦は後を付けてしまいます。
なんと香澄は陽(柄本祐)のところに差し入れを持って行ったのです。
場面は、病院に来た暁ですが、ひかりにNICU(新生児集中管理室)には入れないと追い返されます。
暁が家に戻ると、旭が入院の支度をしながら「(帰りが)遅かったな」と声をかけます。
暁:
「子供見て来たよ」
「72時間が、ひとつの山なんだって?」
「お前、無理じゃね~か?」
旭:「なんだと!!?」
暁:
「昔なら死産になってた命だろ?」
「それを、医療の進歩で無理やり生かされてる気がしてさ!」
旭:
「ふざけんな!!!」
「あの子は、必死に生きようとしてんだよ!!」
暁:
「なんで生きたい、なんてわかるんだよ!」
「必死に、生かされてるってことなんじゃねえのか?!」
「本人が生きることを望んでるなんて、勝手な大人の解釈でしかないんだよ!!」
旭:「おまえに、何がわかるんだよ!!」
暁:「少なくとも、お前が子供と向き合ってないってのが、よ~くわかるよ!」
旭:「それ、どういう意味だ!?」
暁:「おまえ、なんで帰って来てんだよ!!!」
旭:「見りゃわかんだろ!? 入院準備だ!」
暁:
「そんなの、亘か陽に頼めばいいだろ!?」
「いつものおまえだったら、四六時中こどもの前から離れね~はずだよ!」
「おまえは、どっかで思ってんだよ~」
「本当は、助からないほうが良いんじゃないかって・・・」
いきなり旭が暁に殴りかかります。
旭:「そんなこと思うわけ、ね~だろ~!!!」
暁:「偉そうなこと散々言ってきて、後に引けなくなってるだけじゃね~か!!」
「おまえは本当に受け入れられんのか?!」
「あんな、小さな赤ん坊を自分の子だって!!」
「周りに胸張って言えんのかよ?!」
旭:「うるせ~んだよ!おめ~!!」
「やめろよ~!」と割って入る旦ですが、間違って旭に殴られてしまいます。
旦の部屋に旭は謝りに行きますが、そうやら相談がある亘にも、今の旭はそれどころでない様子。
翌日、香澄を問い詰める旦に対して、とうとう香澄は「好きなの陽さんのことが・・・」と打ち明けるてしまいます。
やり直せないかと旦が懇願するのですが・・・
場面変わって病院では、暁の言葉を思い起こす旭がいました。
亘はその後もしつこく香澄の携帯に電話をかけ続けるのですが…
病院では、新城から旭が子供の脳の出血について説明を受けています。
新城:「あとは子供の生きる力を信じるしかない」
旭:「一瞬でも、助からなかったら育てなくても済むと思った、俺のせいだ!」
新城:「自分を責める暇があったら、祈ってやれ!!」
香澄の家の前。
とうとうストーカー行為で亘は警察に通報されてしまいます。
病院では、梓に子供の容体が危険だと説明する旭に、梓は「わたしの代わりにそばにいてあげて」と懇願するのですが、そこに警察から電話がかかってきて旦をを貰い受けに…
佐藤家で旭と暁の二人。
「一番、大事なものってなんだ?」と暁に問う旭と、お金で意見が一致します。
新城に言われたことが効いたのか、ありったけのお金を持って町内の神社の賽銭箱に入れに行く旭は
「理屈じゃね~んだ! 今のおれには祈ることしかできね~んだ!!」
そう言って神社で祈る旭の元へ、暁が子供の容体が良くないと知らせに飛んできます。
ところが、ありったけのお金を賽銭箱にいれてしまい、タクシー代がありません。
暁:「子供への祈りだと思って死ぬ気で漕げ!!!」
必死で自転車をこぐ旭ですが、途中で自転車のチェーンが外れてしまいます。
自転車を放り投げ、走って病院につくと、容体が安定したと新城とひかりに告げられ、涙を流し喜ぶ朝日と梓。
旭は、暁に報告の電話をします。
「おめでとう!!」と暁。
「ありがとう!!と返す、旭。
そんな中、とうとう以前に香澄とホテルで撮った写真を、ネットでばらまいてしまう旦・・・・・
次回、9月3日(水)22:00~第8話「心折れて」に続く)
今回の名セリフは、多香子が暁に向かって「あんたと兄さんって、”光と影”みたいな関係でしょ!?」のくだり。
そして、暁が旭に「少なくとも、お前が子供と向き合ってないってのが、よ~くわかるよ!」というくだり。
どちらも、相手の内面を良く捉えている関係性がうまく表現されています。
こういった台詞にこころを掴まれてしまい、次回も楽しみにしてしまうのです。
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