ドラマ「若者たち2014」感想を、第7話「生まれる」についても感動する”セリフ”がありましたので書いてみたいと思います。
今回の名セリフは、多香子が暁に向かって①「あんたと兄さんって、”光と影”みたいな関係でしょ!?」のくだり。
そして、暁が旭に②「少なくとも、お前が子供と向き合ってないってのが、よ~くわかるよ!」というくだり。
わたしの感想は、この二つの場面での台詞は、相手の”心の内面を良く捉えている関係性”がうまく表現されているのではないかと思います。
それでは、”台詞起こし全文”をどうぞ
【場面】多香子の家の畑仕事の手を休め、暁は携帯でひかりからの連絡を受けます。
【台詞】
暁:「生まれてはみたけれど…」
多香子:「これって未熟児ってこと?」
「行かなくていいの?」
暁:「行ってもしょうがねえだろ…」
「おれの出る幕じゃねえよ」
多香子:「そぉ~かな~?」
多香子は続けて「兄さん、あんたを必要としてる気がする…」
「あんたと兄さんって、”光と影”みたいな関係でしょ!?」
暁:「おれが光で、あいつが影か?!」
多香子:「あんたが影に決まってんでしょ!!」
更に多香子は
「光は影がないと、自分がどこを照らしてるのか分からなくなることだってあるでしょ!?」と続けます。
【感想】この、多香子の言った、旭と暁は「光と影」という比喩は、なんとも二人の関係を言い得て妙ではないでしょうか。
【場面】多香子に言われた言葉が胸に刺さったまま、病院に来た暁ですが、ひかりにNICU(新生児集中管理室)には入れないと追い返されます。
そして家に戻ると、旭が入院の支度をしながら「(帰りが)遅かったな」と声をかけます。
【台詞】
暁:「子供見て来たよ」
「72時間が、ひとつの山なんだって?」
「お前、無理じゃね~か?」
旭:「なんだと!!?」
暁:「昔なら死産になってた命だろ?」
「それを、医療の進歩で無理やり生かされてる気がしてさ!」
旭:「ふざけんな!!!」
「あの子は、必死に生きようとしてんだよ!!」
暁:「なんで生きたい、なんてわかるんだよ!」
「必死に、生かされてるってことなんじゃねえのか?!」
「本人が生きることを望んでるなんて、勝手な大人の解釈でしかないんだよ!!」
旭:「おまえに、何がわかるんだよ!!」
暁:
「少なくとも、お前が子供と向き合ってないってのが、よ~くわかるよ!」
旭:「それ、どういう意味だ!?」
暁:
「おまえ、なんで帰って来てんだよ!!!」
旭:「見りゃわかんだろ!? 入院準備だ!」
暁:「そんなの、亘か陽に頼めばいいだろ!?」
「いつものおまえだったら、四六時中こどもの前から離れね~はずだよ!」
「おまえは、どっかで思ってんだよ~」
「本当は、助からないほうが良いんじゃないかって・・・」
いきなり旭が暁に殴りかかります。
旭:「そんなこと思うわけ、ね~だろ~!!!」
暁:「偉そうなこと散々言ってきて、後に引けなくなってるだけじゃね~か!!」
「おまえは本当に受け入れられんのか?!」
「あんな、小さな赤ん坊を自分の子だって!!」
「周りに胸張って言えんのかよ?!」
旭:「うるせ~んだよ!おめ~!!」
ここで、「やめろよ~!」と割って入る旦ですが、間違って旭に殴られてしまいます。
以上、今回の感想はこの2場面での”ぐっとくる”台詞でした。
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2014-08-30 18:12
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