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ドラマ「若者たち2014」の続編 [若者たち2014 最終回]

ドラマ「若者たち2014」の第11話は、
佐藤家の兄弟たちがそれぞれが「旅立つ」という場面設定で
最終回を迎えました。

その意味でいうならば、
「若者たち2014」の物語は終わりで無いといえるでしょう。

その後の”佐藤家の兄弟たち”として続編は可能ですし、
是非とも続編を作って欲しいと思います。

ドラマ「若者たち2014」の続編

「若者たち2014」の最終回を見終わっても、
”ドラマは完結してない”と感じた方は多いはずです。

旭と梓、そして、”あかり”ちゃんのその後であったり、
暁と多香子が家族を作って農業に汗する姿を描いたり、
ひかりが「東京城北医科大学病院」 NICU(新生児集中治療室)から、
海外の難民キャンプでの乳児医療の仕事に従事するする姿であったり、
陽が大学を卒業して吉祥寺辺りの劇場で香澄がヒロインで「飛龍伝」の舞台をやっている姿だったり、
旦が大学に進学し、そこで自分の進むべき道を見つけ勉強に励む姿であったりと、
いかようにも物語は広がって行くことが出来ると思ったのですが・・・。

しかし、今回のドラマ「若者たち2014」への評価は
意外(?)に低いものでした。

ネット上の評判ではおしなべて

「(テーマが)いまの時勢に合っていない」や、

「設定や筋書(脚本のこと?)がお粗末」で

「(配役それぞれの)演技が嘘くさいし暑苦しい」など、

肯定的でない意見も多く見受けられました。

更には、「いまどきの若者が殴り合う違和感」、

「現代の若者のリアリティが無い」

「古臭い昭和臭が鼻につく」など

厳しい意見もありました。

視聴率だけを見ると、
その否定的な評価が数字として表れているという見方も
出来なくはないでしょう。

そして、”裏番組”の
「ST赤と白の操作ファイル」という
”非現実路線”のドラマに視聴率を喰われてしまいました。

若者の”身近な生活のなかに内包しているテーマ”を扱ったはずなのに、
”兄弟の人数が多い”事などを初めとして
”リアリティ不足”は否めません。

確かに、いまどき「ビッグ・ダディ」でもなければ
5人兄弟なんて家庭は有り得ませんし、
両親揃って亡くなっているのに
その5人兄弟がバラバラに親戚や施設に引き取られることも無く、
親の残した家に住み続けることは出来ないでしょう。

”否定派”は、このドラマを”陳腐”と感じる人たちだけ
では無かった様に思います。

「リアリティ」を追求し過ぎや
「格差社会」を掘り下げすぎてしまわない配慮が
あったかどうかは判りませんが、
ここまでマイルドになったといは言え、

まだまだテーマが重いと感じ、
敬遠する向きもあったのではないでしょうか。

「7~9月期ドラマ」の視聴率は
白黒ハッキリしていて、

善悪などが解かり易い”刑事・警察もの”が好調でした。

「大河ドラマ」も”アイドルが主演”するようになってきました。

「バラエティ番組」は、
番組構成に余程の失敗が無い限り
視聴率確保に間違いが無いようです。

「昼顔」は理想的な家庭でも、
平均的家庭な家庭でも

”不倫という冒険”に興味のある視聴者

がいるためなのだろうか、
「HERO-2」「軍師官兵衛」に次ぐ視聴率でした。

やはり、テレビドラマを観る視聴者層を意識して、
ドラマ「若者たち20XX」続編があるとしたならば、

「若者たち」のリメイクからは離れ、
現実から目を背けることが出来ない位のリアリティで迫る

”まったくの別物”として制作して頂きたいと思います。

むしろ1966年の「若者たち」を
知らない世代が作っても良いかもしれません。

世界的にも格差社会が深く広がりを見せ、
少子化によって大学も受かりやすくなったものの、
正社員、非正規雇用、アルバイトに、パート・タイマーと、
仕事内容は同じなのに、確実に手取りに差が生まれ、
雇用の流動化は生活基盤の不安定を生じさせ、
再び「ブラック企業」なる、搾取企業も増殖しています。

限界集落は地方の小さな村落にとどまらず、
市町村レベルに及び、学校や老人施設は統廃合が進み、
人々は日ごとに見捨てられている。

そんな時代を映す鏡としての「若者たち」というドラマは
生き続け、”続編”を作り続けて行って欲しいと思います。

きっとそこから新しい「名台詞」が
生まれてくるのではないでしょうか。


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